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MRで学んだ「社内の流儀」

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これは私がMRをしていたときに見出した結論です。

社外では評価が高いのに、社内での評価はあまり高くないという方はいませんか?最終的に昇給や賞与の算定の際には社内の評価なので、社内の評価は高い方が最終的に得をします。社内評価を上げると聞くと、社内でペコペコしたり、社内接待などネガティブな印象を受けるかもしれませんが、今回紹介するのはそれとは真逆です。

どうすればうまく仕事が回るのかを振り返ると、実は根本は社内での立ち振る舞いが重要だと気付きました。この社内での立ち振る舞いこそが、回りまわって自分自身の社内評価につながるのです。

もしかすると薬局だけを経験している方は気付いていないかもしれない仕事の裏ワザが社内業務にはあります。

社内での流儀

所長やリーダーよりも内勤スタッフ

社内評価を上げようと思ったときに真っ先に活動しがちなのは、所長やリーダーに対してのアピールです。しかしこれは誤りです。あなたの短絡的で見え透いた行動は敵を作り、さらに仕事をやりづらくします。所長やリーダーなどの上司は実績だけでアピールしておけば事足りるのです。そのためにこの2人にアピールするには社外での成功が必要になります。つまり、社外での仕事がうまくいくまで社内での評価を下げないことが重要です。それも踏まえたうえで内勤スタッフへの気遣いが最も重要になります。

なぜ内勤スタッフなのか

多くの企業で内勤スタッフがいて、経費の精算、会議室の設営、資料の取りまとめ、作成などをしてくれていると思います。私がMRとして働いているときの内勤スタッフさんは、経費精算などの業務やデータ管理など行っていました。

それでは、なぜ内勤スタッフを気に掛けるのが流儀なのかという点です。それは「ミスを大きなミスにさせない」ためです。

忙しくなってくると内勤業務が疎かになりがちです。例えば、経費の精算をミスしたり、申請が間に合わなかったりなど細かいミスが積み重なってきます。当然のことながら上司からの評価は低く査定されてしまいます。

しかし、内勤スタッフは内勤業務のプロです。これらのミスを事前に見つけることができ、さらに細かい部分は勝手に修正してくれる。そして後でこっそりと「精算のところ差し戻すのも大変だから直しておいたよ」とミスを無かったことにしてくれます。内勤業務の効率化は内勤スタッフとのコミュニケーションにあるのです。

社内を見ていると内勤スタッフに嫌われている社員もいました。その場合は全く逆の経路を辿ります。少しでも違ったらすぐに差し戻し、期限が来ると立て続けに催促、さらにミスは上層部まで伝わり、社内の評価は落ちていきます。結局どんなにいい仕事をしていても「あいつは社内業務ができない」という烙印が押されます。

内勤スタッフに何をすれば良いのか

基本的にはコミュニケーションです。ちゃんと内勤スタッフに挨拶できていますか?していなかったら明日からでもしっかりやりましょう。

内勤スタッフの雑務を手伝うようにしていました。外勤者が忙しい時間もあれば、内勤者が忙しい時もあるので、積極的に「○○さん、ダンボール捨てておきましたよ」とかなんでもいいのです。とにかく「私は内勤スタッフが忙しいのもわかっています。困ったときは助け合いましょうね」をアピールしていくのです。

さらに私の場合には旅行などに行ったときには、会社のフロア全体のお土産とは別に内勤スタッフのお土産をそれぞれ買っていました。これで完璧です。内勤スタッフから嫌われることはまずないでしょう。

社内において上司にベタベタしたり、上司にだけお土産など買っている人がいたら、きっと嫌われると思います。しかし、内勤スタッフに積極的にコミュニケーションを取っていても、お土産を個別に用意しようとも誰からも嫉妬などされないのです。

そのためにどんなに内勤スタッフに優しくされても社内において仕事がやりづらくなることはなく「気が利く人」というイメージを社内に植え付けることができます。

NG行動

上司に媚び諂う

これは最低です。わざわざ上司の目の前に行って大きな声で挨拶をするような輩です。上ばかり見て下を気遣わない方いますよね。部下に命令ばかりして、上司にはヘコヘコヘコヘコヘコヘコ。部下がいないような一般従業員でも、上司と飲みに行くのが好きだったり、上司との繋がりで評価を求めようとする方もいます。こういった方は上司評価はある程度高い場合が多いですが、社内での評判は悪くなります。その上司がいるうちに出世しないと、上司が交代した後では味方がいなくなるパターンです。当然ですが、仕事などできる人はこのタイプにはいません。

人脈で仕事をしようとする

なぜか本部とつながりたい欲ばかりが目立つ方もいます。最後の最後の一押しに他社の力を借りるのは手段として間違ってはいませんが、プロジェクトの前半部分で「リエゾンと…マーケティングと…開発と…」という方は自分自身では何もできないのでしょうか。結局のところ成功はしても周囲からは「本部仕事」として個人が評価されることはあまりありません。本人は人脈も手段の1つと思っているのかもしれませんが、頼りすぎているのはどうかと思ってしまいます。

周囲からすると人脈を使ってスマートに片付けるのではなく、もがきながらも独自の手段を編み出す方が応援したくなりますよね。

まとめ

私の場合には内勤スタッフに助けられたことからも内勤スタッフをメインとして記事を書きました。若手社員では他にも「無駄に明るく」「アホなふりをする」などかわいがられる要素をいくつか兼ね備えていくと良いと思います。

社内で足を引っ張られずに、外でのパフォーマンスだけで上司に評価してもらう。これが最速の出世方法だと思っています。私自身このやり方で3年目で10年目の方と同じポジションまで辿り着けました。私のいた会社は裏ワザルートがあったので、上司も私もそこを狙ってジャンプアップ評価をしてくれました。結局最後は人事が過去に実例がないということで、ジャンプアップでの出世は適いませんでしたが評価としてはその評価を取ることができました。

平凡な一社員がそこまでいけたのは、社内の流儀を確立させたからです。